法人向けの業務用ドライブレコーダーおすすめ5選|価格・特徴を比較

法人向けの業務用ドライブレコーダーおすすめ5選|価格・特徴を比較

業務用ドライブレコーダーの導入は、企業の車両管理を効率的かつ安全に行うための鍵となります。これは、交通事故やトラブルが発生した際の証拠として、また運転手の運転スキルや態度のチェックのためにも非常に有効です。しかし、市場には多種多様な製品が出回っており、どれが自社のニーズに最も適しているのかを判断するのは容易ではありません。特に、新しい技術や機能が日々進化している現在、最新の情報をキャッチアップしながら適切な製品選びをすることが求められます。

そのため、この記事では、業務用ドライブレコーダーを導入するメリット、選び方、おすすめの製品を5つ紹介します。

業務用ドライブレコーダーを導入するメリット

業務用ドライブレコーダーを会社の車両に取り付けることには、数多くの利点が存在します。これは、一般的な個人向けのドライブレコーダーとは一線を画す特徴を持っています。以下に、その主なメリットを列挙します。

・車両情報の管理が効率的になる。
・運転の傾向やパターンを明確に知ることができる。
・事故が起きた際や、それに近い状況の映像を公平に確認することが可能。
・危ない運転行為の有無を確かめることができる。
・ 現在の位置情報や、遅れている場合の状態をリアルタイムで知ることができる。

業務用ドライブレコーダーの選び方

業務用ドライブレコーダーを選ぶ際、単に映像をキャッチできる製品を選ぶだけでは十分ではありません。
主要な選定基準としては、映像のクオリティや追加機能が考慮されます。
特に、映像の品質やフレームレートは中心的な要素です。以下で、これらの詳細を探っていきます。

解像度

解像度の違いにより、同じレコーダーでも映像の詳細度が変わります。
低解像度では、例えば前を走る車のナンバープレートの識別が難しくなります。ナンバープレートなどは100万画素の解像度と、カメラの向いている方向(焦点)があえば、詳細な情報もしっかりとキャッチできます。そのため、業務用としては、100万画素以上が推奨されます。

フレームレート

フレームレートは、画素数と同じく、レコーダーの性能を示すキーとなる要素です。
これは、特定の時間内にどれだけの映像フレームをキャッチできるかを示すものです。
通常、ドライブレコーダーでは1秒あたりのフレーム数が基準とされ、数値が大きければ性能が良いとされます。
調整可能なフレームレートを持つ製品もあり、高フレームレートは保存容量が増加する傾向があります。
30fps以上の性能を持つ製品が理想的です。

用途別の特徴

使用目的に応じて、必要なドライブレコーダーの機能も変わります。以下は、特定の用途において重要となる機能の一例です。

・事故の記録や予防:Gセンサー(加速度センサー)
・交通法順守:レーダー(オービス等の探知機能)
・位置情報の取得:GPS機能
・夜間の運転:暗所対応機能

おすすめの業務用ドライブレコーダー5選

業務利用向けのドライブレコーダー5選を紹介いたします。それでは、各製品の特徴を詳しく見ていきましょう。

①ノーティスのドライブレコーダー DX Patrol「NP-5000」

公式URL: https://notice-myself.com/dxpatrol/

ノーティスが提供するDX Patrol「NP-5000」は、ドライブレコーダーのライブ中継機能を活用して、巡視作業を大幅に軽減することが可能です。全日本トラック協会助成対象区分「運行管理連携型」として認定されています。

特にLPガス・ガソリン運搬車、トラックの荷積み荷卸し作業、高所作業車での点検・整備作業、クレーン車、現金輸送車などの巡視作業において、この技術は非常に有効です。DX Patrolの特徴として、車の内外に複数のカメラを搭載し、作業の一部始終をライブ中継できること、最大16個のカメラ配置が可能であること、WEBアプリでのストリーミング再生を通じて、いつでもどこでも作業映像の確認ができることなどが挙げられます。また、車載機に搭載されたGPSにより、車両の位置情報もリアルタイムで確認できます。

株式会社ノーティスとは

株式会社ノーティスは、「世の中から事故を無くす」というミッションを掲げており、リスク分析型ドライブレコーダーシステムの開発・製造・販売、リスク調査、事故予防教育などの事業を展開しています。

「DX Patrol」の特徴

ライブ中継機能:DX Patrolのドライブレコーダーは、ライブ中継(ストリーミング)機能を持っており、事務所にいながらいつでも巡視業務が可能です。

車の内外のカメラ:車の内外に複数のカメラを搭載しており、作業の一部始終をライブ中継できます。オプションのカメラミキサーを使用すると、最大16台のカメラを配置することができます。

WEBアプリでのストリーミング再生:ブラウザからのアクセスで、パソコン、タブレット、スマートフォンから作業映像の確認が可能です。

GPS機能:車載機に搭載されたGPSにより、車両の位置がGoogle MAPに表示され、動態管理機能としても利用できます。

複数の車の管理:ライブ中継対応ドライブレコーダー(NP-5000)が搭載されている車両の情報を1つのWEBアプリで一括管理が可能です。

通信コストの最適化:通信コストを抑えつつ、鮮明でスムーズなストリーミング動画再生を実現しています。

②デンソーテンの通信型ドライブレコーダー「G500Lite」

公式URL:https://www.denso-ten.com/jp/offseg/product/g500lite/

商業用車両に特化したドライブレコーダーで、営業やサービス車を持つ全てのビジネスの「安全運転」課題に対応します。通常のドライブレコーダーとは異なり、単に映像をキャッチするだけでなく、「データ転送」と「大規模データ分析」のようなデータ分析機能を取り入れることで、事故の予防に特化した設計となっています。

株式会社デンソーテンとは

株式会社デンソーテン(旧:富士通テン株式会社)は、カーナビ、カーオーディオの製造・販売の企業です。大手メーカーの1つで、トヨタ自動車とも資本関係が深いです。

「G500Lite」の特徴

安全運転管理のDX化: G500Liteは、通信によるデータの収集とAIによるビッグデータ解析を活用して、従来必要であったSDカードの運用なしにリスクの可視化を実現します。

事故予防: ドライバーの運転状況を自動で分析し、事故の原因となる運転状況を可視化します。さらに、運転診断ランキングや運転診断結果画面を提供して、ドライバーの安全運転レベルを容易に把握できます。

管理業務の工数削減:運転状況の自動取得やリアルタイム確認が可能となり、コスト削減が実現します。

③ユピテルの業務用ドライブレコーダー「BU-DRHD645T」

公式URL:https://www.yupiteru.co.jp/products/biz_dr/bu-drhd645t/

ユピテルの業務用ドライブレコーダー「BU-DRHD645T」は、全日本トラック協会によって貨物自動車用ドライブレコーダーとして選定された標準型の機種です。2023年3月発売の最新カメラ一体型増設タイプになります。このモデルは、より広角で夜間の明るさを強化した記録性能を持っています。

ユピテルの業務用ドライブレコーダーは、その品質と性能が高く評価され、警察、消防、官公庁の公用車や民間企業の業務車両、さらには鉄道車両や船舶など、多岐にわたるフィールドで採用されています。

株式会社ユピテルとは

株式会社ユピテルは、映像技術、無線通信機器とGPS応用機器の製造販売の会社です。
ドライブレコーダーの販売数のシェアは、業界3位となっています。

「BU-DRHD645T」の特徴

車両情報の同時記録:一般的なコンシューマモデルでは対応していない、「速度」「ウインカー」「ブレーキ」の情報を映像とともに記録できます。「ブレーキを踏んでいた」「速度0km」など多くの情報を記録することで会社、ドライバーを守ります。

高感度センサーの採用:高感度センサーを搭載しており、暗い場所でも鮮明な映像を記録します。

超広角記録:視野角が最大161度となる超広角記録を実現しています。

明暗差対応のHDR搭載:HDR(ハイダイナミックレンジ)搭載により、明暗差の大きい場面や夜間の後続車のヘッドライトによる影響を大幅に抑制します。

カメラの増設オプション:オプションで増設可能なカメラがあり、記録範囲が異なる2種類から選択できます。

GPS情報の確認:専用のソフトウェアを使用して、記録映像とともにGPS情報(日時、位置)を確認できます。

④JVCケンウッドの通信型ドライブレコーダー「DRV-MR760D」

公式URL:https://www.kenwood.com/jp/car/car-business/drive-recorders/products/drv-mr760d/

JVCケンウッドは、業務用のスタンドアローン型ドライブレコーダーの新商品として、前後撮影対応2カメラドライブレコーダー「DRV-MR760D」を特定販路向け製品として販売しています。

DRV-MR760Dは、レンタカー、カーリース、タクシー、トラックなどの車両を管理する方々の要望を満たすために設計されています。

株式会社JVCケンウッドとは

株式会社JVCケンウッドは、映像・音響・無線機器、音楽・映像ソフトなどの開発・製造・販売を主な事業とする、無線機器の大手メーカーです。 2008年に日本ビクター株式会社と株式会社ケンウッドが経営統合して誕生しました。
ドライブレコーダーの販売数のシェアは、業界2位となっています。

「DRV-MR760D」の特徴

前方+後方同時録画:常時録画・イベント記録・手動録画・静止画記録が可能。

音声コマンド機能:走行中、万一の際、ハンドルから手を放さずに“録画開始”と発話する事で手動録画が開始できます。

充実した最新の運転支援機能:前方・後方車の危険車をすばやく検知、警告、自動記録します。

24時間365日に対応 「駐車録画機能」搭載:フロントカメラに内蔵のGセンサーが振動を検知すると、前方と車室内の2台のカメラで撮影した映像を記録。

⑤株式会社コムテックの通信型ドライブレコーダー「HDR967GW」

公式URL:https://www.e-comtec.co.jp/0_vmc/hdr967gw/

コムテックは、法人向けのドライブレコーダーを提供し、安全運転意識の向上や事故の削減を実現しています。事故やトラブル時には、ドライブレコーダーの映像が証拠として役立ちます。

さらに、コムテックの運行管理ソフトを活用することで、急加速や急減速の減少などの経費削減が期待でき、社用車の運行管理も容易になります。また、補償サービスやデータ復旧サービスも提供し、企業の安全運転を支援しています。

株式会社コムテックとは

株式会社コムテックとは、ドライブレコーダー、リモコンエンジンスターター、ドライビング・セーフティ・センサーなど自動車用電子精密機器の開発・設計・製造・販売する企業です。ドライブレコーダーの販売数のシェアが業界1位となっています。

「HDR967GW」の特徴

運転管理システム「C-Portal」:クラウド上で社用車の一元管理ができる運転管理システム「C-Portal(シーポータル)」が利用ですます。さらに同サービスは、5年間システム利用料無料で導入できます。

走行データの保存: 本製品を車両に取り付けることで、走行データを付属のmicroSDカード内に保存することができ、保存されたデータは「C-Portal」(アプリ)で確認できます。

イベント録画データの記録: 事故やあおり運転などの特定のイベントが発生した際の映像をmicroSDカードに保存。「C-Portal」でイベント録画データ(静止画)を確認でき、トラブルが発生した位置情報も地図上に表示されます。

危険運転アラーム機能: 速度超過、急加速、急停止などの危険運転を検出するとアラームでお知らせします。これらの情報は「C-Portal」上で確認可能です。

運転者認証機能: スマートフォンアプリ「C-Portal mobile」を使用して運転者の認証が行えます。

社用車運転管理システム「C-Portal」の対応: 走行記録の管理、運転日報の作成、通知機能、車両基本情報の管理など、多岐にわたる機能を「C-Portal」で利用できます。

まとめ

業務用ドライブレコーダーの導入は、企業の車両管理をより効率的かつ安全にするための重要なステップです。市場にはさまざまな製品が存在し、その中から最適なものを選ぶことは容易ではありません。しかし、この記事を通じて、業務用ドライブレコーダーの主要なメリットや選び方、さらにはおすすめの製品5選を紹介しました。これらの情報を参考に、企業のニーズに合ったドライブレコーダーを選び、安全運転の推進と業務の効率化を実現しましょう。

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