レンタカーの使い方とは?借りる前に知っておきたい基礎知識

レンタカーの使い方とは?借りる前に知っておきたい基礎知識

レンタカーは、自家用車を持っていない方や旅先で車を使いたい方など、さまざまなシーンで気軽に利用できる便利な移動手段です。しかし「運転免許はあるけれど、レンタカーってどうやって借りるの?」「予約の仕方や料金の仕組みがわかりにくい」という方も多いでしょう。ここでは、初めてレンタカーを借りる方にもわかりやすいように、基本的な情報や選び方、実際の予約方法などを詳しく解説します。

この記事を読むことで、レンタカーの借り方や便利なサービス、レンタカー予約サイトの活用方法などがまとめて理解できます。旅行はもちろん、出張や引っ越しなどの際にもぜひ活用してみてください。

目次

レンタカーを借りる前に知っておきたい基礎知識

初めてレンタカーを利用する際は、基本的なシステムや準備しておくべきものをあらかじめ確認しておきましょう。必要書類や料金の考え方を把握しておくことで、スムーズにレンタカーを借りられます。

運転免許証の提示は必須

レンタカーを利用する際、最も重要なのが運転免許証の提示です。免許を忘れてしまうと、たとえ予約が完了していても車を借りることができません。また、運転者が複数いる場合は、その全員分の運転免許証を確認する必要があります。

たとえば友人や家族と交代で運転したいというケースでは、予約手続きの段階で「運転者が複数いる」ことをレンタカー会社に伝えておくと安心です。各運転者の免許証を店舗の窓口で提示しておけば、万が一のトラブル(事故や違反)を避けやすくなります。

初心者や免許取得から1年未満でも利用は可能

免許を取得してから1年未満の初心者マークが必要な方でも、多くのレンタカー会社では車を貸し出してもらえます。ただし、会社ごとに独自の基準を設けている場合があるため、「初心者の方への貸出を制限している」「追加料金が発生する」という可能性も否定できません。あらかじめ利用予定のレンタカー会社に問い合わせて、初心者でも借りられるかどうか、初心者マークのレンタルがあるかなどを確認しておきましょう。

車はほとんどがAT車が主流

日本国内のレンタカーは、基本的にAT(オートマチック)車が標準です。MT(マニュアル)車をレンタルしたい方の場合、取り扱いが少ないため、MT車のレンタカーがあるかどうかを事前にチェックする必要があります。とくに指定がない限りAT車が用意されるのが通常なので、普段AT車で運転している方は安心して利用できます。

返却時はガソリンを満タンにするのが基本

多くのレンタカー会社では、「出発時と同じガソリン量で返却する」というルールが存在します。一般的には、貸出時点でガソリンが満タンに入っているため、返却時もガソリンを満タンにしてから返すという流れになります。営業所の近くで給油を済ませてから返却するとスムーズです。

一部のレンタカー会社では、あらかじめ「ガソリン満タン返し不要プラン」などが設定されている場合もあります。その場合、追加料金またはプラン専用の料金が適用されるかわりに、ガソリンスタンドを探す手間が省けるメリットがあります。旅先や観光地で時間を有効に使いたい方は、こうしたプランを選ぶのもおすすめです。

基本は借りた営業所に返すが「乗り捨て」も可能

一般的には、出発店舗と同じ店舗に車を返却するのが基本です。しかし、「乗り捨て」「ワンウェイ」と呼ばれるサービスを使うことで、出発店舗とは異なる営業所に車を返却できるケースもあります。乗り捨てに対応しているかどうかは会社やエリアによって異なり、追加料金が発生することもあるため、事前に確認しておきましょう。

観光地を巡りながら最終的に別の空港や駅で返却するなど、旅のルートに応じて利用すれば効率的な行程が組めます。乗り捨てサービスをうまく活用して、より自由度の高い旅を満喫しましょう。

レンタカーの料金は「時間制」「暦日制」の2種類

レンタカーの料金体系には、「時間制」と「暦日制(日泊制)」の大きく2種類があります。時間制は利用した時間で料金が決まり、暦日制では何泊利用したかで料金が計算されます。レンタカー会社や予約サイトによっては、この2種類を自動的に比較し、お得な方を適用してくれるシステムになっている場合もあります。

・時間制の特徴
┗借りた時間分だけ支払うため、利用時間が短い場合はリーズナブル
┗予定が変わって延長すると料金が大きく変わる可能性あり

・暦日制(日泊制)の特徴
┗借りる日数が多いほど割安になるケースが多い
┗宿泊を伴う旅行では、一泊分を一律料金で計算するプランが多い

それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の旅程に合わせて選びましょう。

信頼できるレンタカー会社を選ぶコツ

日本には数多くのレンタカー会社があり、サービスや料金設定、対応可能なプランなどが大きく異なります。大手企業から中小の地域特化型まで幅広いため、自分に合った会社を選ぶことが大切です。

大手レンタカー会社のメリット

大手レンタカー会社の場合、比較的新しい車両を多く扱っており、保険の内容や補償が手厚いことが多いです。店舗数も全国にわたって多く、乗り捨てサービスに対応しているエリアが広いのも強みの一つ。また、オプションとしてETCカードやカーナビの標準装備、チャイルドシートの貸し出しなど、充実したサービスを行っている会社が一般的です。初めてのレンタカー利用で、サービスの質や車の整備状況など安心感を重視する方には、大手のレンタカー会社がおすすめです。

中小レンタカー会社のメリット

一方で、中古車を扱うなどして大幅にコストを抑えた中小のレンタカー会社もあります。車体そのものは年式が古めの場合も多いですが、その分だけ格安料金で借りられるケースが多く、短期間・短距離利用やとにかく費用を抑えたい方には魅力的です。また、特定の地域に特化していて空港や観光地の近くでしか展開していないような会社もあり、地元密着型ならではのサービスが期待できる場合もあります。

レンタカーの予約方法と選び方

レンタカーを予約する際は、下記の2つの方法が一般的です。それぞれのメリット・デメリットを理解しながら、最適な方法を選びましょう。

比較サイトで予約する

複数のレンタカー会社のプランを、一括で探せる便利なサイトの利用がおすすめです。各社の料金やサービス内容、補償などを一覧できるため、条件を比べながらお得なプランを見つけやすいのがポイント。なかには、公式サイトより割安な料金が設定されているケースも多く、利用者側のメリットが大きいです。とにかく安く借りたい、複数の会社から最適な条件を探したいという方は、比較サイトをぜひ活用しましょう。

レンタカー会社公式Webサイトまたは電話で予約する

「この会社の車に乗りたい」という希望がある場合は、公式Webサイトから直接予約する方法もあります。どの店舗にどんな車種があるのか事前に把握しやすく、カーナビやチャイルドシートなどのオプションを追加したいときも安心です。ただし、価格帯は定価に近いことが多く、比較サイトよりやや高めになる可能性があります。

電話予約は、在庫状況をすぐに確認できるメリットがあります。しかし、急な予約だと選べる車種が少なかったり、公式Webサイト独自の割引が適用されなかったりする場合もあるため、注意が必要です。

外国人観光客も増加中!思いやり運転を心がけよう

近年は訪日外国人観光客が増えており、日本国内でレンタカーを利用するケースも年々増加しています。交通ルールや道路状況に不慣れな海外からの旅行者が運転していることもあるため、周囲を運転する私たちも「譲り合いの精神」を大切にしましょう。

英語表記の標識が増えてきたとはいえ、まだまだ言語面で戸惑う場面は多いようです。互いに気持ち良く旅行を続けられるよう、安全運転と相互理解を心がけることが大切です。

目的別・人数別で選ぶレンタカー

実際に車を選ぶ際は、旅の目的や人数、荷物の量などを考慮して最適な車種を検討してみましょう。料金だけでなく、快適さや燃費も重要なポイントです。

短時間・少人数向けのコンパクトカー

街中を中心に移動する場合や、2~3人での近場ドライブには小回りの利くコンパクトカーが便利です。燃費も良く、駐車スペースにも困りにくいため、都市部での移動に適しています。
例:ヴィッツ、マーチなど

荷物が多い方におすすめのワゴン・ミニバン

旅行先で大量の買い物をしたり、大きな荷物を積む予定がある方は、ワゴンタイプやミニバンが安心です。チャイルドシートを設置しても室内空間に余裕があり、家族連れやグループ旅行にも適しています。
例:フリード、セレナ、ステップワゴンなど

長距離ドライブにはハイブリッドカー

長時間の移動やガソリン代をできるだけ抑えたい場合は、ハイブリッドカーがおすすめです。燃費が優れており、給油の頻度が少なく済むため、特に出費を抑えたい方や環境に配慮している方にはぴったりです。
例:プリウス、アクア、フィットハイブリッドなど

出発地・返却地を自由に設定する「乗り捨て」活用術

空港や駅で借りて、旅先の別の場所で返すことができる「乗り捨て」サービスは、使い方次第で旅の幅を大きく広げてくれます。たとえば、空港からレンタカーで各地を巡り、帰りは駅周辺の営業所で乗り捨てして列車で帰宅、というプランも可能です。地域によっては対応していない会社や、追加料金がかかるケースもあるため、予約時に必ず確認してください。

ETCや高速道路の割引サービスをフル活用

車での移動が増えるほど高速道路を使う機会が多くなるため、ETCのメリットや高速道路割引プランを活用すると、時間もお金もお得になります。

ETCのメリット

ETC車載器とETCカードがあれば、有料道路の料金所をノンストップで通過できます。料金の支払いが後日まとめてクレジットカード請求となるため、現金のやり取りが不要です。また、深夜や休日など特定の時間帯や期間に割引を受けられる場合も多いため、長距離ドライブを予定している方はぜひ利用を検討しましょう。

高速道路乗り放題プラン

日本各地の高速道路では、数日間定額で乗り放題になるフリーパス的なプランが提供されている場合があります。たとえば、3日間や5日間の間、指定エリア内であれば何度乗っても一定料金、といったサービスです。ただし、対象期間や適用エリアが限定されていたり、ETCカード専用の申し込みが必要だったりするため、利用前に必ず条件を確認しましょう。

カーナビを活用して初めての土地も快適ドライブ

旅先で道に迷わないためにも、カーナビは必須アイテムといえます。多くのレンタカー会社では、標準的にカーナビを装備しているか、追加オプションとして用意されています。

カーナビの基本操作

カーナビの操作は、電話番号検索や住所検索が定番です。目的地の電話番号がわかれば、画面に番号を入力するだけで位置情報を呼び出してくれます。住所検索の場合は、都道府県や市町村を選択して、さらに番地を入力していくと目的地を設定できます。機種ごとに操作方法が多少異なるため、レンタカーを受け取る際に一度確認しておくと安心です。

いざ予約!レンタカー予約サイトでよく見る用語

レンタカー予約サイトを利用すると、専門用語がたくさん出てきます。あらかじめ知識として押さえておくと、スムーズに選択や手続きが進めやすいでしょう。

クラス/同等クラス

車種を排気量やサイズ別にグループ化し、それを「クラス」と呼びます。よく見かける「○○同等クラス」という表記は、その車種と同じクラスの別車種が配車される可能性があることを意味します。車種を厳密に指定したい場合は「車種指定プラン」などのプランを選択すると良いでしょう。

ベビーシート/チャイルドシート/ジュニアシート

子どもの年齢や体格に合わせて、適切なシートを利用する必要があります。日本の道路交通法では6歳未満の子どもにはチャイルドシートの使用が義務付けられているため、必要な方は必ず予約時に申し込みましょう。

– ベビーシート:新生児~1歳頃
– チャイルドシート:1歳頃~4歳頃
– ジュニアシート:4歳頃~6歳以上

スタッドレスタイヤ

スタッドレスタイヤは雪道・凍結路用の特殊タイヤです。冬の降雪エリアで運転する方は、スタッドレスタイヤ装着車をあらかじめ予約しておきましょう。チェーンを持参する手もありますが、急な積雪に備えるならスタッドレスのほうが安心です。大雪が予想される時期や地域では法令違反とならないよう、万全な装備を整えておく必要があります。

保険補償と免責補償の違いを知ろう

レンタカー料金には、基本的に「保険補償」が含まれており、人身事故や対物事故などに備えられます。ただし、それでも賠償額の一部を利用者が負担しなければならない「免責額」が設定されていることが多いです。免責補償(CDW)は、その免責額の支払いを免除してもらうためのオプションです。

さらに、車両が損傷したり汚損してしまった場合に発生するNOC(ノンオペレーションチャージ)を補償してもらえるプランも存在します。心配な方は保険内容をしっかり確認し、オプションの加入を検討しましょう。

予約の変更やキャンセルは早めに対応を

旅行の計画変更などで、レンタカーの予約を取り消しまたは変更したい場合、早めの連絡が大切です。多くのレンタカー会社は、借りる日の一定日前までならキャンセル料がかからないというルールを設けています。たとえば「出発日の7日前までは無料」「前日~当日のキャンセルは所定のキャンセル料が発生する」など、各社でポリシーが異なります。

ギリギリになって予定を変更する場合でも、まずはレンタカー会社へ相談してみましょう。場合によってはキャンセル料金が発生しないケースもあるため、詳しくは利用予定の会社に直接問い合わせるのがおすすめです。

当日の支払い方法と必要書類

支払いはクレジットカードが原則となっている会社が多いですが、現金払いが可能なところもあります。ただし、現金払いの場合は追加で本人確認書類を提示しなければならないなど、独自のルールがある場合もあるため事前にチェックしておきましょう。また、支払い時は予約内容(車種やオプション、補償プランなど)を再度確認し、疑問があればその場で質問するようにしましょう。

自由な旅を楽しむために

レンタカーを使えば、行きたい場所へ自由に移動でき、荷物が多くても気にせずに済みます。公共交通機関では行きにくいスポットや、時間の制限が厳しい場所へもフットワーク軽く出かけられるでしょう。運転が不安な方や初心者の方でも、カーナビやETCカード、免責補償など、役立つサービスをうまく活用すれば心配はいりません。

レンタカー会社や予約サイトによっては、季節限定の割引プランや、スタッドレスタイヤ付きの冬専用プラン、乗り捨てサービスがお得に利用できるプランなど、魅力的なキャンペーンが随時展開されています。旅の計画が決まったら、いくつかのサイトを比較し、早めに最適なプランを押さえることをおすすめします。

まとめ

レンタカーの使い方や選び方、注意点などを総合的に解説してきました。初めて利用する方はもちろん、経験者でも意外と知らなかったお得な情報やサービスがあったのではないでしょうか。旅先で「車があったらもっと楽しめたのに」と後悔しないように、以下のポイントをぜひ活用してください。

– 運転免許証(複数名が運転する場合は全員分)の用意が必須
– AT車・カーナビ・ETCなどのオプションをしっかり確認
– 安心のため、保険内容や免責補償、NOC免除プランも検討
– 乗り捨てや高速割引プランを活用して、自由度の高い旅を実現
– キャンセルや変更は早めに連絡し、キャンセル料をチェック

レンタカーを有効活用すれば、家族や仲間同士での旅行がより快適になり、一人旅でも思うままに移動できる自由さが得られます。あなたもぜひ、自分にぴったりのレンタカーを見つけて、より充実した旅の思い出をつくってみてください。

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