セルフ式ガソリンスタンド完全ガイド:初めてでも安心!給油手順から注意点まで

セルフ式ガソリンスタンド完全ガイド:初めてでも安心!給油手順から注意点まで

近年、セルフ式のガソリンスタンドが増えてきています。人件費削減などの理由から、今後もこの流れは続くと予想されます。しかし、初めてセルフ式ガソリンスタンドを利用する方にとっては、「どうやって給油すればいいの?」「間違えたらどうしよう…」と不安に感じることもあるでしょう。

この記事では、セルフ式ガソリンスタンドでの給油方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。給油手順を丁寧に説明するだけでなく、静電気対策や油種の選び方、トラブル対処法など、安全に給油するための注意点も詳しく紹介します。さらに、知っておくと便利なポイントや、セルフ式ガソリンスタンドのメリット・デメリット、非接触でより簡単に給油できる方法も解説します。

この記事を読めば、セルフ式ガソリンスタンドでの給油に対する不安が解消され、スムーズかつ安全に給油できるようになるでしょう。ぜひ、最後までご覧いただき、セルフ式ガソリンスタンドを快適に利用してください。

目次

セルフ式ガソリンスタンドとは?

セルフ式ガソリンスタンドとは、利用者が自分で給油を行う方式のガソリンスタンドのことです。従来のスタッフが給油する方式(フルサービス式)とは異なり、給油、支払い、窓拭きなどのサービスをすべて自分で行います。セルフ式は人件費などのコストを削減できるため、フルサービス式に比べてガソリン価格が安く設定されていることが多いのが特徴です。

近年では、セルフ式ガソリンスタンドが主流となりつつあり、初めて利用する際には戸惑うこともあるかもしれません。しかし、基本的な手順と注意点を理解すれば、誰でも簡単に利用することができます。

給油前の準備:安全確保とスムーズな給油のために

安全かつスムーズに給油を行うためには、給油前の準備が重要です。以下の手順で、落ち着いて準備を行いましょう。

車を給油機の横に停車する

まず、車を給油機の横に停車します。このとき、給油口が給油機側にくるように注意してください。給油口の位置は車種によって異なるため、事前に確認しておきましょう。また、給油機と車の間隔は、給油ノズルが無理なく届く程度に保ちます。近すぎると作業しづらく、遠すぎると給油ノズルが届かなくなる可能性があります。

エンジンを停止し、サイドブレーキをかける

車を停車させたら、必ずエンジンを停止し、サイドブレーキをかけましょう。エンジンをかけたままの給油は、引火などの危険性があり、法律で禁止されています。また、サイドブレーキをかけることで、車が不意に動くのを防ぎ、安全に作業できます。

給油口を開ける

エンジンを停止したら、車内の給油口オープナーを操作して、給油口を開けます。給油口オープナーの位置は車種によって異なりますが、運転席の足元やシート脇にあることが多いです。わからない場合は、車の取扱説明書を確認してください。

給油手順:ステップバイステップで解説

給油前の準備が完了したら、いよいよ給油です。以下の手順で、落ち着いて給油を行いましょう。

給油機の操作パネルで油種と支払い方法を選択する

まず、給油機の操作パネルで油種と支払い方法を選択します。油種は、レギュラー、ハイオク、軽油の3種類が一般的です。自分の車に合った油種を必ず確認してから選択しましょう。油種の確認方法は、給油口の蓋の裏側や車の取扱説明書に記載されています。

支払い方法は、現金、クレジットカード、電子マネーなど、ガソリンスタンドによって異なります。希望する支払い方法を選択し、画面の指示に従って操作を進めましょう。

静電気除去シートに触れる

油種と支払い方法を選択したら、給油ノズルを取る前に、必ず静電気除去シートに触れましょう。静電気はガソリンに引火する危険性があるため、給油前に必ず除去することが重要です。静電気除去シートは、給油機の操作パネル付近に設置されています。

給油ノズルを給油口に差し込み、レバーを引いて給油する

静電気を除去したら、給油ノズルを給油口に差し込みます。ノズルを奥までしっかりと差し込んだら、レバーを引いて給油を開始します。給油中は、ノズルから目を離さず、ガソリンが溢れないように注意しましょう。

給油が自動停止したら、それ以上給油はできません。満タンのサインです。レバーをゆっくり戻して給油ノズルを元の位置に戻します。無理に給油を続けると、ガソリンが溢れて危険です。

給油ノズルを元の位置に戻し、給油口を閉める

給油が完了したら、給油ノズルを元の位置に戻します。このとき、ノズルからガソリンが垂れないように注意しましょう。ノズルを戻したら、給油口のキャップをしっかりと閉めます。キャップを閉め忘れると、走行中にガソリンが漏れる危険性があります。

レシートを受け取る

最後に、給油機からレシートを受け取ります。レシートには、給油量、金額、油種などが記載されています。内容を確認し、間違いがないことを確かめましょう。

給油時の注意点:安全第一!トラブルを未然に防ぐために

セルフ式ガソリンスタンドで安全に給油するためには、いくつかの注意点があります。ここでは、特に重要なポイントを解説します。

静電気対策:必ず静電気除去シートに触れる

静電気はガソリンに引火する危険性があるため、給油前に必ず静電気除去シートに触れて、静電気を除去しましょう。特に、乾燥する季節や、ナイロンなどの静電気が発生しやすい素材の服を着ている場合は注意が必要です。

油種の確認:間違った油種を入れないように注意

油種を間違えると、エンジンの故障などの原因となります。必ず自分の車に合った油種を確認し、正しい油種を選択しましょう。油種は、給油口の蓋の裏側や車の取扱説明書に記載されています。

給油中の火気厳禁:タバコやライターは厳禁

ガソリンスタンド内は火気厳禁です。給油中は、タバコやライターなどの火気を使用しないようにしましょう。また、携帯電話の使用も、静電気の発生や注意散漫による事故の原因となるため、控えることが推奨されています。

吹きこぼれ注意:給油ノズルから目を離さない

給油中は、給油ノズルから目を離さず、ガソリンが吹きこぼれないように注意しましょう。自動停止機能が作動しても、稀に吹きこぼれることがあります。吹きこぼれた場合は、すぐにスタッフに連絡し、指示に従いましょう。

子どもを車内に残さない:安全確保のためにも

給油中は、子どもを車内に残さないようにしましょう。子どもが誤って給油ノズルを操作したり、車外に出てしまうと、事故につながる危険性があります。

トラブル発生時の対処法:落ち着いて対応しましょう

万が一、トラブルが発生した場合は、慌てずに落ち着いて対処しましょう。ここでは、よくあるトラブルとその対処法を紹介します。

ガソリンが吹きこぼれた場合

ガソリンが吹きこぼれた場合は、すぐに給油を停止し、近くにいるスタッフに連絡しましょう。自分で対処しようとせず、スタッフの指示に従ってください。

給油ノズルが抜けない場合

給油ノズルが抜けない場合は、無理に引き抜こうとせず、近くにいるスタッフに連絡しましょう。無理に引き抜くと、ノズルや給油口が破損する可能性があります。

給油機が作動しない場合

給油機が作動しない場合は、操作パネルの表示を確認し、エラーメッセージが表示されていないか確認しましょう。エラーメッセージが表示されている場合は、メッセージの内容に従って対処してください。それでも解決しない場合は、近くにいるスタッフに連絡しましょう。

間違った油種を入れてしまった場合

間違った油種を入れてしまった場合は、絶対にエンジンをかけずに、すぐにスタッフに連絡しましょう。間違った油種を入れたまま走行すると、エンジンの故障などの原因となります。

知っておくと便利なポイント

セルフ式ガソリンスタンドをより快適に利用するための、便利なポイントを紹介します。

プリペイドカードやアプリの利用

多くのセルフ式ガソリンスタンドでは、プリペイドカードや専用アプリを利用できます。これらを利用することで、現金のやり取りが不要になり、スムーズに給油できます。また、ポイント還元などの特典がある場合もあります。

セルフ洗車機の利用

多くのセルフ式ガソリンスタンドには、セルフ洗車機が併設されています。給油と同時に洗車もできるため、時間の節約になります。

トイレや休憩スペースの利用

長距離ドライブの際には、トイレや休憩スペースを利用できるガソリンスタンドは便利です。多くのセルフ式ガソリンスタンドには、トイレや休憩スペースが設置されています。

セルフ式ガソリンスタンドのメリット・デメリット

セルフ式ガソリンスタンドには、メリットとデメリットがあります。それぞれを理解した上で、自分に合った利用方法を選びましょう。

メリット

  • 価格が安い: セルフ式ガソリンスタンドは、人件費などのコストを削減できるため、フルサービス式に比べてガソリン価格が安く設定されていることが多いです。
  • 自分のペースで給油できる: スタッフの対応を待つ必要がないため、自分のペースで給油できます。
  • 24時間営業の店舗が多い: 24時間営業の店舗が多いため、いつでも好きな時間に給油できます。

デメリット

  • 給油作業を自分で行う必要がある: 給油作業に慣れていない場合は、手間取ったり、不安を感じたりすることがあります。
  • 窓拭きなどのサービスがない: フルサービス式のような、窓拭きなどのサービスはありません。
  • トラブル発生時に自分で対処する必要がある: トラブルが発生した場合は、自分で対処するか、スタッフに連絡する必要があります。

非接触で給油できる「モバイル決済」とは

近年、スマートフォンを利用した「モバイル決済」での給油が可能なガソリンスタンドが増えています。モバイル決済とは、専用のアプリなどを利用して、スマートフォンで支払いを行う方法です。

モバイル決済を利用すれば、給油機の操作パネルに触れることなく、車内から給油、支払いが完了できます。非接触で給油できるため、感染症対策としても有効です。また、ポイント還元や割引などの特典がある場合もあります。

モバイル決済の利用方法は、ガソリンスタンドによって異なりますが、一般的には、専用アプリをダウンロードし、クレジットカードなどの支払い情報を登録して利用します。

まとめ

セルフ式ガソリンスタンドは、手順と注意点を理解すれば、誰でも簡単に利用できます。この記事で解説した内容を参考に、安全かつスムーズに給油を行いましょう。

セルフ式ガソリンスタンドは、価格が安く、自分のペースで給油できるなどのメリットがあります。また、モバイル決済などの便利なサービスも登場しています。

初めて利用する際には、不安を感じるかもしれませんが、この記事を参考に、ぜひセルフ式ガソリンスタンドにチャレンジしてみてください。きっと、その便利さを実感できるはずです。

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